Advent Calendar 2014 (Non-technical)


眼鏡屋「Regicat」のはるかてんて~にお誘いいただき、
セカンドライフ非技術系 Advent Calendar 2014”に参加しています。
(どなたでも参加OKまだまだ募集中ですので、是非エントリーしてくださいね)

今年のお題は『セカンドライフの魅力を語れ』です。

***

自分にとっての『セカンドライフの魅力』とは
アバターに対して自己アイデンティティーが
形成される社会性のある所だと思います。

過去現在、やりたい事や、やりたかった事を
アバターが代りに具現化してくれます。

具現化といってもネットの中での事で、
「なに、現実に無いなら意味無いでしょ」と
家族にはPCに表示された眼鏡を見て
一笑に伏されてしまいましたが、
なぜ現実に物質が無いものを意味が無いと感じるのか、
それはそこに自分のアイデンティティーが
形成されていないからだと思いました。
絵の中のご馳走は、絵の中の住人にならない限り
いつまでたっても食べる事ができません。



<SLはゲームに無い魅力がある>

RPGなどのゲームをされている方は、
自分のゲームプレイヤーだって
自分自身と同じだと思っているし個性的である。
「SLだってゲームと同じじゃないか」
と思われるかもしれませんが、
自分はゲームは苦手で、SLとは分けて考えます。

なぜかというと、ゲームは誰かが作ったシナリオ、
デザイン、共通目的意識があるからです。
コミュニティの成長過程やアバターの服や顔つき、職業など、
多少のレディメードやアレンジはできても、
それすらゲーム製作側の意図する範囲での事で
自分にとっては、あまり魅力を感じません。
裏技だって誰かがプログラムしたものです。


<社会生活を作るSL>

SLはゲームではなく、厳密には
バーチャルワールドという分類で言われます。
(なんも知らない人にはゲームみたいなもんと言ってしまいますがw)

社会生活をするという事以外は、
制約要素がほとんど無い中、
作り上げてきたアバター(外見や性格)は
長い時間をかければかける程、精神的に自己同一化していきます。
(ニュービーさんは裸で歩いていても自分じゃないから平気なん)

宗教も季節も一人も大勢も自分で動く意志がない限り
何も現れてはくれません。
SL社会に向かって自己表現してきた結果がアバターになります。

そして自己表現する上で必要なものは作ることができます。
動物好き、戦闘好き、おしゃべり好き、服が好き、ダンスが好き
今ではある程度の社会生活はなんでも揃っています。
”ゲーム好き”すら中で作り上げていく社会要素でしかありません。
でも最初は何も用意されていませんでした。
誰か先人が作ったのです。

今でも自分が好む能楽はSLにほとんどないですし、
有るものは寸分狂い無く自分好みというわけではありません。
思い通りにしたければ自分で作り上げるしかないし、
それができるのがSLだと思っています。
(本当は誰かに選択肢がたくさんできるくらい作ってほしいけど)

そうして自己アイデンティティーをアバターに付与していき
より複雑で深いものにできるのです。

もちろんこれはクリエイター(のはしくれ)側の理想で、
最初から売っているものだけで生活して行く方にとっては
情報交換や一緒に遊ぶコミュニティー、
おしゃれや生活アレンジが大事になるので
RPGゲームと何ら変わりないのかもしれません。


<脳内満足させてくれる空間>

リアルもバーチャルも結局、
脳内満足的に同じではないか?と思います。

何か行動を起こし、働きかけ、公表し、
それを見てもらったり、評価してもらえれば
十分思考が満足します。

ただ、それと同時に幼少期よりゲームなどの
バーチャル体験と没入体験による
脳内満足が多くなっている事には危険視をしています。

我々大人は、実体験してきたことを脳内で再現し重ねながら、
感動したり興奮したりをバーチャル空間で
体感しているのだと思いますが、
そういった肉体を伴う喜怒哀楽の体験値があまりない、
座って画面を見ながら脳内だけでの興奮というのは
エスカレートしていく危険があります。

よりハードで、過激な刺激を追い求めてしまうのも危険ですし、
現実離れした所での体験を、現実の体験と混同して
いろんな意味で「自分は大人なんだ」などと
井の中の蛙にならなければいいと思っています。
ちゃんと全身で新陳代謝のある感動や、
相手の顔色がわかる面と向かったコミュニケーションを
たくさんして欲しいです。

近くでテレビを見てはいけないと言われていた世代からすれば
かなり不健康な世の中です。(あの子供目薬のCMはけしからんです)

***

<この先のバーチャルワールドSL>

そうは言っても技術はどんどん進化していくので、
現実とバーチャルとのバイパスがいろいろ作られて
良くも悪くもRL生活の中に入り込もうとしています。

無機質なものであれば、3Dプリンターなどで
オブジェクトを現実に出力する事ができます。
嗅覚や触覚などを感じ取れるような装置も研究されています。

きっとSL2の時代になると
Oculus Riftは当然ながら、他の五感に関わるような体験が可能になり、
自分自身をより全身でダイブできるようになるでしょう。
老化して動かなくなっていく四肢が秒読みの自分には
ナイスタイミングになるかもしれません。(うはははは

そういう研究案件も同時にできるプラットホームだというのが
自由度の高いSLの特製の1つだと思います。


思い浮かぶ事を支離滅裂に書きなぐりましたが、
半分眠りながら書いているからなのか、(いつもそうかww
やはりまとまらなかったです。ごめんなさい。


唐突におわり。

PS.
長すぎて読み返した自分が疲れました。
「ちゃんとマジメに書かなければ!」という段になると
すごく眠くなるのは、日頃の行いですねww
読んでくださってありがとうございました。




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