SL Communication
Harukaてんて~が声かけしている
「SL Advent calendar(非技術系)」に
参加している記事です。
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今回のテーマは
「コミュニケーション」について
セカンドライフ(以下SLと表記)にはモノツクリが
コミュニケーション手段のひとつだった時期がありました。
11年プレイする中でも、自分はこの時期が一番好きなので、
それについて書きたいと思います。
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SL世界には、Primitive(以下プリムと表記)という
いくつかの形状を持っている積み木が存在し、
それを工夫していろいろな物をつくれます。
SLの中でアバターがプリムを整形していくので
誰でも作っている風景を見ることができます。
手からEdit・編集ビーム(笑)を出しながら形成するので、
何か作っているな、とアバターの様子を見るとすぐ分かります。
自分は友達の家へ行き、傍らで彼らが何かを作り、
出来上がっていくのを見るのがとても好きでした。
又、限られたパーツで何かを作る工夫をするのは
日本人には合っているようで、
日本人クリエイターの作品はきめ細やかな配慮があったり、
プリムの性質をよく研究・勉強していて
「こんなものまでプリムで作れるのか~!すごい!」という
驚きの作品が数多く出現しました。
しかもとても嬉しいのが、SLの中でその作り方を
その場で教えてもらえるという事です。
使っている素材は皆プリム。
故に誰でも使うことができるものなのです。
プリムを使ったモノツクリ教室もあり、
自分はその中で友人に眼鏡を作る教室を教えてもらい、
基本的な操作も含めて教わり、楽しくて足しげく通いました。
このアドベントカレンダーの声かけ役のHarukaてんて~も
そこの講師をされていて知り合いました。
あーだのこーだのチャットで会話しながら、
目の前で何かを作ってそれを見せ、評価してもらう。
SLの中で完結する、とても新鮮なコミュニティー方法でした。
「誰でも教わった手順で編集すれば目的のものができる」
そこにひと工夫個性を加えれば、
誰でもクリエイターになれ、そしてSLでは販売もできるので
お店を開くこともできました。
会話が苦手な自分は、人の集まるカフェ等はあまり行かなかったので
作った物を見せて自分を表現しました。
材料は誰でも持っている同じプリムなのですが、
あげて喜んでもらえると、すごくモチベーションが上がりました。
誰でも作れるはずのプリム作品ですが、
人によってプリム自体の形状変化を駆使した作品、
小さいパーツにして作った繊細な作品、
限界数まで使って微妙な角度など表現した作品、
そしてプリムに張り付けるテクスチャーなど、
その人の個性によって真似できない領域まで
自分を引き上げたクリエイターさんも数多くいました。
売っている物や、展覧会イベントに出かけ、
作品を見ながら、どうやったらそれを作れるだろうと
友達と頭をひねりながら、その過程を想像して楽しみました。
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今でもプリムを使った素晴らしい作品を排出し、
販売しているクリエイターさんもたくさんいらっしゃいます。
主流は外部3Dツールで作るメッシュなどの作品に
移り変わっていますが、それでも何かというと
すぐ出して見せられるプリムを使って何かを説明したり、
イベントの飾りなど、自分もちょっとした所に使ったりします。
足場が欲しいとか、微妙な隙間を埋めたいとか言うと、
自分以外の人が、ささっと出して作ってくれるのはとても便利ですし、
プリムの使い方を教わり、よく使いこなしている
SLプリム世代だからだと自負しています。
(もう昔の眼鏡は作り方忘れましたけど;;)
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木目の誰でも出せる
プリムから作った眼鏡
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現在は外部ツールで作る事がほとんどで、
SL内でモノツクリによるコミュニケーションは
なかなか難しくなっています。
でもきっと、SLを始めた方が自分で出した
木目のただのプリムから、素敵な眼鏡ができあがるのを見たら、
すごく感動して驚くと思います。
プリムでのモノツクリは、そんな最初の一歩を踏み出す方に
SLの素晴らしさを体感してもらえる、
今でも十分素敵な
コミュニケーションツールだと思っています。
おわる
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毎年行っています、
Harukaてんて~が声かけしている、
セカンドライフについて語る
「SLアドベントカレンダー」。
どなたでも参加できます。
今年の非技術系は、「コミュニケーションについて」
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